森の中で木の実を食べて生活していた我々の祖先は、
進化の過程で「狩り」をして暮らすようになりました。
草原での狩りはハイリスク、
その為、我々の祖先は強い「団結」が求めらました。
その団結には「音楽」が必要不可欠だったそうです。
音楽は情動を育み人に「共感」の心を芽生えさせ集団形成を促しました。
これが「原始社会」の礎です。
厳しい自然界の中で生きる叡智とは「仲間と共に団結して生きる術」であり、
音楽はその大黒柱でした。
しかし、自然界で生き残る為に育んできた人間の強い「仲間意識」は
いつしか人間同志の争いの源にもなり、矛盾とも言える事態を招いてしまっています。
民族紛争、経済の競合
争い絶えず、
目に見えぬ斥力が働き、
平和の希望は星の輝きのような儚い光でまたたいています。
我々は、いにしえの「共感の輪を広げる知恵」を今一度吟味し
さらなる時代のフェーズに立ち向かう必要があるのかも知れません。
自然と共に生き、民族の差異を認め合い、共感の輪を広げる。
自身の活動がその一助となることを祈っています。
吉井 盛悟
